信頼度
とは、脆弱性の検知方法の信頼度のことです。
Confidence
と FutureVuls の信頼度の関係についてFutureVuls では以下のように、 OSS Vuls によって決定される Confidence
を元に、信頼度を定義しています。
OSS Vuls の処理内で、各検知方法 (Detection Method
) ごとに 1~100 の Confidence
が割り当てられています。
Detection Method
/ Confidence
については、OSS Vuls のドキュメント をご確認ください。脆弱性を検知する際、OSS Vuls は各脆弱性に対し Detection Method
を付与します。
FutureVuls では、付与された Detection Method
に対応する Confidence
の値に応じて信頼度が決定されます。
1 < Confidence <= 10
の場合: 「信頼度: 低」10 < Confidence <= 100
の場合: 「信頼度: 高」タスクタブの 信頼度
カラムでは、信頼度の高低に応じて以下のように表記されます。
また、タスク詳細表示には、以下の2点が掲載されます。
Confidence
の値OSS Vuls のドキュメント を元に、信頼度が低いと判定される検知方法と、高いと判定される検知方法について、それぞれ具体的に記します。
「信頼度が低い」と判定される具体的な検知方法は以下の3つで、いずれも CPE スキャンで用いられる検知方法です。
NvdVendorProductMatch
cpe:/a:microsoft:edge
のように、バージョンを指定せずに登録した CPE に対して脆弱性が検知された場合、 NvdVendorProductMatch
が検知方法として付与されます。FortinetVendorProductMatch
JvnVendorProductMatch
Part
, Vendor
, Product
に該当する全件が検知されます。このため、信頼度が低いと判定されます。CPE スキャン以外のスキャン方法の場合
CPE スキャンの場合
信頼度が低いとされる検知方法
の項に記した検知方法以外の方法が付与された場合、「信頼度: 高」と判定されます。NvdExactVersionMatch
が挙げられます。NvdExactVersionMatch
は、CPE がセマンティックバージョニング形式で一致、もしくは完全一致する場合に付与される検知方法です。cpe:2.3:a:microsoft:edge_chromium:118.0.2088.88:*:*:*:*:*:*:*
(該当の NVD ページ) のように、バージョンが指定された CPE に対して脆弱性が検知された場合、 NvdExactVersionMatch
が付与されます。信頼度が低い場合、誤検知の可能性が高いです。そのため、誤検知かどうかをご確認いただくことを推奨しています。
信頼度の低いタスクが誤検知かどうかを判断するためには、脆弱性詳細の一次情報やディストリビューションサポートページ、Referenceのリンクなどで詳細を確認してください。
もし影響ないことが確認できた場合は、タスクを非表示にしてステータスを「NOT_AFFECTED」に変更するなどで対応してください。