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サプライチェーンリスク詳細#

サプライチェーンリスク機能では、検知された EOL を一覧で確認し、個々のリスクの詳細を第2ペインで管理します。

サプライチェーンリスク一覧(第1ペイン)で項目をクリックすると、第2ペインに詳細情報が表示されます。 EOL 期限や影響資産の確認、ステータス・優先度・担当者などの対応管理、コメントによるチーム内の情報共有ができます。

以下では、詳細ペイン(第2ペイン)に表示される各項目について説明します。

EOL概要#

EOL概要画面のスクリーンショット

項目 詳細
EOL 期限 延長サポートを利用している場合は延長サポートのEOL期限、利用していない場合は標準サポートのEOL期限が表示される。
サポート終了していて具体的なEOL期限日が公開されていない場合は Expired と表示される。
ソフトウェア ソフトウェア名+バージョン情報(サーバ OS やライブラリも含む)
詳細 EOLに関する詳細情報
(例: EOL 理由、EOL後のサポート情報など)
検知方法 EOLを検知した方法
endoflife_datevuls-saas/endoflife.dateに登録されているEOL
futurevuls:FutureVuls独自の検知ロジック
os:OSベンダー公式のEOL発表
rhel_application_stream_eol:RHEL Application Streams(詳細は検知対象を参照)
延長サポート 延長サポートが提供されている場合そのサポート期限日

延長サポートの切り替え方法

延長サポートが提供されている製品の場合、延長サポートを利用しているかどうかを以下のページから設定できます。

これらのページには、下記の「影響資産」セクション内のリンクから遷移できます。 延長サポートをオンにすると、EOL期限が延長サポート期限に切り替わります。

影響資産#

影響資産セクションのスクリーンショット

項目 詳細
ソフトウェア サプライチェーンリスクのソフトウェア名+バージョン情報(サーバ OS やライブラリも含む)
ソフトウェア名をクリックするとソフトウェア詳細ページが開く
サーバ名 サプライチェーンリスクが検知されたサーバ名
ロール名 サーバが所属しているロール
設定しなければデフォルトサーバロールに割り振られる
SSVC Exposure SSVC Decision Point の Exposure(脆弱なコンポーネントの露出レベル)
サーバに紐づくロールでの設定、またはグループでのデフォルト設定が反映される
SSVC Human Impact SSVC Decision Point の Human Impact(攻撃された際の業務影響)
サーバに紐づくロールでの設定、またはグループでのデフォルト設定が反映される

SSVC Decision Point の活用

影響資産セクションでは、EOL が検知された各サーバの SSVC Decision Point(Exposure、Human Impact)を確認できます。 これらの情報とサプライチェーンリスクの EOL 期限を総合的に判断することで、対応の優先度を適切に設定できます。

対応管理#

対応管理セクションのスクリーンショット

項目 詳細
ステータス 対応管理における ステータス が表示される
自動設定されるステータスは NEW / CLOSED
ユーザは手動で CLOSED に設定することはできない
優先度 対応管理における優先度(※ オーガニゼーション設定 > 優先度表記カスタム機能の対象外)
主担当者 主担当者
ユーザが設定した主担当者が表示される
サーバにデフォルト担当者を設定した場合は、サプライチェーンリスク作成時にデフォルト担当者が設定される
対応予定日 ユーザが設定した対応予定日を表示
対応期限 ユーザが設定した対応期限を表示
コメント 投稿されたコメントが表示される
Markdown形式で記述可能

主担当者に表示される候補#

主担当者に指定できるユーザは以下の通りです。

  • 以下の権限を持つユーザ個人(グループ設定 > メンバ で確認可能)
    • オーナ
    • CSIRT
    • グループセット管理者 / メンバ
    • グループ管理者 / メンバ

コメント#

システムによるサプライチェーンリスクの更新履歴を確認したり、コメントを投稿して他ユーザとの情報共有ができます。 システムの更新履歴の表示設定は、システムによる更新履歴を表示 バーで切り替えられます。

コメントセクションのスクリーンショット

メンションによるコメント通知#

コメントではメンションも可能です。 @を入力し、対象を選択することで、そのユーザへメール通知が行われます。 メンションでは各ユーザ名とユーザグループの中から対象を選択できます。

メンション機能のスクリーンショット

メンション候補#

メンションで指定できるユーザやグループは、表示している画面によって異なります。

グループ画面#

対象 権限/内容 メンション例
ユーザ個人 オーナ, CSIRT, グループセット管理者/メンバ/閲覧権限のみ, グループ管理者/メンバ/閲覧権限のみ
グループ設定 > メンバ で確認可能)
@YamadaTaro
ユーザグループ オーナ @owner
CSIRT @csirts
該当サプライチェーンリスクが所属するグループを含む、グループセットの管理者 @groupSetAdmin
該当サプライチェーンリスクが所属するグループを含む、グループセットのメンバ @groupSetMember
該当サプライチェーンリスクが所属するグループの管理者 @groupAdmin
該当サプライチェーンリスクが所属するグループのメンバ @groupMember

グループセット画面#

対象 権限/内容 メンション例
ユーザ個人 オーナ, CSIRT, グループセット管理者/メンバ/閲覧権限のみ
グループセット設定 > メンバ で確認可能)
@YamadaTaro
ユーザグループ オーナ @owner
CSIRT @csirts
該当サプライチェーンリスクが所属するグループを含む、グループセットの管理者 @groupSetAdmin
該当サプライチェーンリスクが所属するグループを含む、グループセットのメンバ @groupSetMember
該当サプライチェーンリスクが所属するグループの管理者 @groupAdmin
該当サプライチェーンリスクが所属するグループのメンバ @groupMember