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ソフトウェア#

ソフトウェアには、サーバのパッケージや登録した CPE などが含まれます。 FutureVuls で表示しているソフトウェアはすべてサーバに紐付いている情報となっています。 また、OSS ライセンス、EOL、マリシャスパッケージなどの情報を検知し、一覧に表示します。

ソフトウェアのバージョンアップ時の挙動

サーバ上のソフトウェアがバージョンアップされた場合、旧バージョンのソフトウェアは削除され、新バージョンのソフトウェアは別の ID(serverSoftwareID)で新規作成されます。

例: openssl 1.1.1openssl 1.1.1u にアップデートした場合

  • 旧: serverSoftwareID=10 (openssl 1.1.1) → 削除
  • 新: serverSoftwareID=99 (openssl 1.1.1u) → 新規作成

ソフトウェア一覧#

ソフトウェアタブでは、グループ内のソフトウェアを検索し、各列をクリックして詳細を確認できます。

脆弱性、サーバ、ロールの 第2ペイン からも表示できます。

  • 脆弱性 > 脆弱なソフトウェア
    • 指定した脆弱性に関連するソフトウェアのみ表示されます。
  • サーバ > ソフトウェア
    • 指定したサーバに関連するソフトウェアのみ表示されます。
  • ロール > ソフトウェア
    • 指定したロールに所属するサーバが関連するソフトウェアのみ表示されます。

ソフトウェア一覧

項目 詳細
パッチ提供 関連する脆弱なソフトウェアに、パッチが提供されているかどうか(脆弱性一覧 > 脆弱なソフトウェア のみ表示)
ソフトウェア ソフトウェアの名称、またはCPE
CPE CPEをFormatted String形式で表示
location 該当ライブラリが含まれるLockfileなどのpath
ソフトウェア種別 ソフトウェアの種別
CPE 割当種別 CPE の割当方法(自動/手動/未割当)と検証状態。
詳細はCPEの自動割当を参照
アップデート可能 パッケージの最新バージョンがあるかどうか
バージョン ソフトウェア、CPEのバージョン
最新バージョン Vulsスキャナを用いて fast-root スキャンモードでスキャンするとすべてのLinuxでアップデート可能な最新バージョンが表示される。
fast スキャンモードの場合は、一部の OS(AlmaLinux, Rocky Linuxなど)では、root 権限なしで最新バージョンを取得できるため表示される。
CPE の場合や ペーストスキャンoffline スキャンモード、trivy、スキャン対象がWindowsの場合は表示されない。
OSSライセンス ソフトウェアのライセンス形式
PURLが割り当てられているソフトウェアに対して表示

:ライセンス情報取得待ちまたは、PURL 未割当
unknown:ライセンス情報を取得できなかった
ライセンス名表示:ライセンス情報取得成功

※ ソフトウェア種別が library の場合、PURLが割り当てられていなくても表示されることがある
サーバ名 ソフトウェアが登録されているサーバ名
未対応タスク数 ソフトウェアに関連するタスクの中で、「ステータスNEW」かつ「非表示設定でない」タスクの数
対応中タスク ソフトウェアに関連するタスクの中で、「ステータスINVESTIGATING または ONGOING または DEFER 」かつ「非表示設定でない」タスクの数
対応済タスク ソフトウェアに関連するタスクの中で、「ステータスNEW または INVESTIGATING または ONGOING または DEFER でない」または「非表示設定である」タスクの数
全タスク数 ソフトウェアに関連するすべてのタスクの数
ID ソフトウェアのID
プロセス再起動 ソフトウェアのプロセスが再起動する必要があるかどうか
リポジトリ ソフトウェアを管理しているリポジトリ
開放ポート アクセス可能な状態にしている通信ポート
lsof -i -P -n コマンドでポートの情報を取得している
プロセス実行中 関連するプロセスがサーバ上で起動中、ポートを開いてListenしているかどうか
スキャン対象がLinux系OSであり、Vulsスキャナを用いてスキャンした場合かつOSパッケージに関連するソフトウェアの場合に、対象のプロセス実行状態が取得できます。

:プロセスの実行状態が不明
再生のアイコン:プロセス実行中、かつListenしているポートがない
電波のアイコン:プロセス実行中、かつListenしているポートがある
CPEステータス 登録されているCPEがNVD上で廃止された場合、 Deprecated と表示される
管理対象外 ソフトウェアが管理対象外かどうか
管理対象外の場合は、スキャン時に初めて作成されたタスクと、タスクステータスが NEW のままになっている既存タスクが非表示設定で作成される。
また、サプライチェーンリスクのステータスが RISK_ACCEPTED となる。
脆弱なソフトウェアタグ 脆弱なソフトウェアに設定されているタグ
CPE自動更新 CPEが自動更新されるかどうか
マリシャスパッケージ 攻撃者によって作成された悪意のあるコードを含むパッケージであるかどうか
PURLが割り当てられているソフトウェアが検知対象となる
CPE割り当て日時 CPEが割り当てられた日時
補足情報 補足情報
EOL期限切れ EOL期限を過ぎているかどうか
:EOL期限を過ぎている
:EOL期限を過ぎていない
:EOL期限情報がない
※ 延長サポートを登録している場合、延長サポート期限が切れているかを表示する
EOL期限 EOLの日付を表示
※ EOL日付は不明だが、EOL期限を過ぎている場合は expired と表示される
EOL(延長サポート) 延長サポートを登録しているか。延長サポートを登録している場合はEOL(延長サポート期限)をもとにEOLを判断する
初回検知日時 ソフトウェアが検知された最初の日時
最新検知日時 ソフトウェアが検知された最新の日時
開発用依存関係 開発用依存関係(devDependencies)由来のソフトウェアかどうか。該当する場合は [DevDependency] バッジが表示される
依存種別 ライブラリの依存種別。アプリケーションから直接参照される「直接依存(direct)」と、他のライブラリ経由で取り込まれる「間接依存(indirect、推移的依存)」を区別して表示する。依存種別による絞り込みもできる
依存元 間接依存のライブラリについて、どの直接依存ライブラリを更新すれば解消できるかという依存元情報。間接依存の脆弱性に対する対応方針を判断しやすくなる

依存種別・依存元の導出について

依存種別と依存元情報は、ライブラリスキャンの結果から導出されます。SBOM から取り込んだライブラリの場合、依存状態は SBOM に記載された依存関係をもとに導出されます。SBOM に依存関係が記載されていない場合や、記載が誤っている場合は、実態と異なる依存状態が表示されることがあります。必要に応じて、SBOM の生成元でも依存関係を確認してください。

関連するタスクを更新#

ソフトウェアを複数選択して、そのソフトウェアに関連するタスクの一括更新できます。 サーバ配下のソフトウェアと脆弱性配下のソフトウェアでは一括更新時のオプションが異なります。

タスク一括更新の上限

タスクの一括更新の上限は1万件となっています。 1万件を超える場合は複数回に分けて更新して下さい。

サーバ一覧・ロール一覧の第2ペインからソフトウェアを開いた場合#

指定したサーバの、指定したソフトウェアに関連するタスクのみを更新します。

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脆弱性一覧の第2ペインからソフトウェアを開いた場合#

以下のオプションを選択可能です。

  • 指定したソフトウェアのタスクのうち、選択した脆弱性に関係するタスクのみを更新する
  • 指定したソフトウェアに関係するすべてのタスクを更新する

image.png

ソフトウェア種別#

検知したソフトウェア(OS Package, Library Package, AWS Lambda Package, GitHub Package, WordPress Package, Private Package)は脆弱性の有無に関わらず、すべて FutureVuls で確認できます。 また、 fast-root スキャンモード(デフォルト)でスキャンした場合、ソフトウェアの最新バージョンの確認もできます。 スキャンモードについてはこちらをご覧ください。

CPE は FutureVuls の画面で、手動で登録することにより管理できます。ソフトウェア種別は Private Package として登録されます。 FutureVuls では基本的に CPE を Formatted String 形式で表示しています(登録は URI 形式でも可能です)。

ソフトウェア詳細#

ソフトウェア詳細ではソフトウェアの詳細の確認、更新ができます。ソフトウェアの種類によって表示される項目が異なります。

ソフトウェア詳細

ソフトウェア詳細では、以下の項目が表示されます。

項目 詳細
管理対象設定 ソフトウェアの管理対象状況の表示
OSSライセンス ソフトウェアの OSS ライセンス情報を表示
EOL ソフトウェアの EOL(End of Life) 情報を表示
ソフトウェアヘルス 依存先 OSS のメンテナンス状況・セキュリティ態勢・推奨アクション等のヘルス情報を表示。詳細はソフトウェア詳細 > ソフトウェアヘルスを参照
マリシャスパッケージのソースURL マリシャスパッケージが検知された場合はソースURLを表示
CPE割り当て CPE/PURLの割り当て の設定状況を表示。CPE と PURL は同時に割り当て可能
PURL割り当て CPE/PURLの割り当て の設定状況を表示。CPE と PURL は同時に割り当て可能
CPE 自動割当状態 CPE が自動割当されているかを表示。[Verified] バッジの場合は FutureVuls が準備する Windows アプリケーション名と CPE の割り当て辞書に基づき自動割当済み。手動割当 CPE が割り当て辞書の推奨 CPE と異なる場合は矛盾警告アイコンが表示され、推奨 CPE をツールチップで確認できる
ソフトウェアに関連する脆弱性・タスク ソフトウェアに関連するCVE-IDとタスクを表示

ソフトウェアに PURL が自動割り当てされるスキャン方法

OSS ライセンス、EOL、マリシャスパッケージの検知のために、ソフトウェアに PURL が割り当てられている必要があります。( EOL は PURL 割り当てが不要の検知方法もあります。)

PURL が自動で割り当てられるソフトウェアは、以下の7つのスキャン方法で検知されたソフトウェアとなります。

以下のスキャン方法で検知したソフトウェアについては、手動で PURL の割り当てが必要です。

  • CPEスキャン ※ EOL 検知のみ必要な場合は、手動での PURL 割り当ては不要です。

管理対象設定#

ソフトウェアには管理対象設定ができます。

「管理対象を設定」で、特定のソフトウェアを管理対象外として設定できます。 また、特定のソフトウェアの CPE 自動割当を無効化できます。 詳細はCPEの自動割当を参照してください。

管理対象外に設定されているソフトウェアについて、脆弱性及びサプライチェーンリスクが検知された場合以下の処理が自動で行われます:

脆弱性検知#

スキャン時に初めて検知された脆弱性のタスクと、タスクステータスが NEW のままになっている既存のタスクは、非表示済み(常に非表示)として作成されます。 既に作成済みでステータスが NEW 以外のタスクには影響しません。非表示のタスクは、タスクの詳細画面から非表示の解除が可能です。 脆弱性が見つかっても対応しない、かつアンインストールもできないソフトウェアがある場合、管理対象外に設定して、常に非表示にできます。

サプライチェーンリスク検知#

サプライチェーンリスクのステータスが CLOSED 以外のものは、自動的に RISK_ACCEPTED に遷移します。

ソフトウェア詳細 > ソフトウェアヘルス#

ソフトウェアサプライチェーン攻撃への対策として、依存先 OSS のヘルス(健全性)を把握することの重要性が高まっています。 ソフトウェア詳細では、OSS の利用継続を判断するための情報を「ソフトウェアヘルス」セクションに集約して表示します。

判断材料として、以下の情報が表示されます。

なお、サマリ・Health・Security・Operations・Development・Recommendations は、収集データをもとに LLM が生成する要約です。表示は固定項目ではなく、パッケージごとに内容が変わります。

項目 詳細
ステータス メンテナンス状況のステータスを Active 等のバッジで表示し、Actively maintained with recent releases のような短い状態説明を併記
サマリ ソフトウェアの概要、用途、エコシステム上の位置付け、最新安定版の公開状況などの説明
Advisory 既知のアドバイザリ件数および CVSS 最大値
Health ソフトウェア全体の健全性の概要。メンテナンス状況・コミュニティ規模・Scorecard・EOL シグナルを統合した総合健全性レベル(High / Medium / Low
Security セキュリティ担当者向けの評価。Scorecard の解釈、既知脆弱性(件数・Critical/High 件数・最大 CVSS)、EOL リスク、セキュリティポリシーの有無などを要約
Operations 運用者向けの評価。継続的な保守負担、依存関係の規模、ホスティング・デプロイの観点などを要約
Development 開発者向けの評価。統合の複雑さ(直接・推移的依存のフットプリント)、ドキュメントやバージョン追従の必要性などを要約
Recommendations 当該ソフトウェアに対する推奨アクション。重要度(CRITICAL / HIGH / MEDIUM / LOW / INFO)のバッジ付きで複数表示
Repository リポジトリ URL 、Stable / Latest バージョンと公開日、License 、Stars 数などの基本情報
関連リンク REPOSITORY / REGISTRY / DEPS.DEV / HOMEPAGE / SCORECARD など、判断の根拠となる各種外部ページへのリンク

評価対象のバージョンについて

ソフトウェアヘルスの分析は パッケージの最新安定版 を対象とした評価です。サーバ内で検知した特定バージョン(例: express@4.17.1)に対する評価ではない点にご留意ください。

ソフトウェア詳細 > EOL#

ソフトウェア詳細では EOL 情報を確認できます。 EOL の検知対象・方法の詳細については、こちらを参照してください。

※ RHEL Application Streams 以外の OS Package はサーバ詳細画面から EOL 情報を確認してください。

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EOL 情報は定期的にデータを更新しています。最新情報を反映したい場合は、手動スキャンを実施してください。

EOL の延長サポートが存在する OS やソフトウェアに対して延長サポートを契約している場合には、 EOL の延長サポート期限を採用して検知できます。

ソフトウェア詳細 > OSSライセンス#

ソフトウェア詳細では OSS ライセンスの情報を確認できます。

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PURL が割り当てられているソフトウェアに対し、FutureVuls 独自ロジックで OSS ライセンスの情報を収集します。

OSS ライセンス情報は定期的にデータが更新されます。 サーバのスキャン後に、ライセンス情報が表示されるまでは最大で2時間程度の時間がかかります。

ライセンス情報の取得有無が脆弱性検知に影響することはありません。

AGPL、GPLライセンス#

  • ライセンス情報が AGPL、GPL に分類される場合はヘルプページへのリンクを表示します。
  • ソースコードの公開が難しいサービス、アプリケーションを開発する際は、これらのライセンスを適用したライブラリを用いる場合注意が必要です。

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  • AGPL、GPL に分類されるライセンスは、ライブラリを利用する二次的著作物に関しても同じライセンスの適用を要求するコピーレフトと呼ばれる性質があります。
  • また、下記の行動を許可することがライセンス条項に含まれています
    • プログラムの動作を調べ、それを改変すること、そのためのソースコードへのアクセス
    • 複製物の再頒布
    • プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利
  • AGPL と GPL の主な違いは、コピーレフトおよび制約事項の適用条件です。
    • AGPL 系: ネットワークを介したソフトウェアサービスの提供でも、ライセンス条項の適用を要求する
    • GPL 系: ソフトウェアを頒布する場合は、ライセンス条項の適用を要求する。
  • 各ライセンスの詳細、ライセンス条文はwww.gnu.orgで公開されています。

ソフトウェア詳細 > マリシャスパッケージ#

「マリシャスパッケージ」ではOSV(Open Source Vulnerability)が提供するマリシャスパッケージの情報を URL 経由で確認できます。

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PURL が割り当てられているソフトウェアに対し、マリシャスパッケージの情報を確認できます。

マリシャスパッケージが検知された場合、サプライチェーンリスクタブでも一元管理できます。担当者のアサインや対応期限の設定、コメントによる対応方針の共有など、EOL と統一されたワークフローで対応可能です。 また、検知時には即時通知が送信されます。

マリシャスパッケージかどうかは定期実行でチェックしています。 そのため、サーバのスキャン実施からマリシャスパッケージであるかを判定されるまでに、最大で2時間程度の時間がかかります。

脆弱性タブの CVE-ID に MAL-○○ (MAL-ID) が表示されるケースについて

脆弱性タブ の「CVE ID」カラムに MAL-○○(例: MAL-2025-47141)という ID が表示される場合があります。 これは Amazon Inspector などがマリシャスパッケージとして検出した脆弱性 ID で、FutureVuls にそのまま取り込まれて表示されています。

この MAL-○○ は、本ページで説明している FutureVuls のマリシャスパッケージ検知機能(OSV の情報との突合)で検知されたものではありません。

マリシャスパッケージの情報ソース#

マリシャスパッケージ情報を管理している OpenSSF(OpenSourceSecurity Foundation)の「ossf / malicious-packages」や OSV が提供する「API」を情報源としています。