今回のリリースでは以下の変更を行いました。
これまで用意していた「Red HatのCVSSスコア」や「Red Hatの深刻度」に加えて、「NWから攻撃可能か」「権限なしで攻撃可能」についてもRed Hat版を用意しました。
CentOSやRHEL環境では、NVDの情報よりもベンダ1次情報であるRed Hatの情報もとに判断したほうがトリアージ(脆弱性対応判断)が捗ります。
トリアージが捗る理由としては、Red Hatのほうがスコアが低くつけられているケースが多々あり、例えば、
といったようにCVSSスコア、CVSS Base Metricsが、Red HatとNVDで異なっている(NVDは別OS環境を考慮した結果、Red Hatのものよりも深刻と判断されている)ものが多く、Future Vuls上でのトリアージ作業の支障となるケースが多々あるためです。
脆弱性リストの「表示項目の編集」アイコンから表示・非表示を切り替えることができます。
CentOSやRHELを利用中の方はお試しください。
脆弱性詳細のページに表示されるサマリ・CVSSスコアの並び順を変更しました。
これまではJVN → NVD → Red Hat → Microsoft の順に表示していました。各ディストリビューションの情報を優先するため、Red Hat → Microsoft → JVN → NVDの表示順へ変更しました。
これまでソフトウェアリストのバージョン・リリースを別の列で表示していました。「インストール済みバージョン」と「アップデート可能なバージョン」を見比べる際に列が統合されている方が確認しやすいため列を統合しました。
またアップデード可能なソフトウェアを !マークで強調して表示するよう変更しました。
新規登録したユーザがオーガニゼーションやグループの作成で迷わないよう、該当部分にヘルプページのチュートリアル( /tutorial/ )へのリンクを追加しました。