今回のリリースでは以下の変更を行いました。
GitHubにはライブラリの脆弱性検知機能が標準で提供されています。ドキュメント。今回、FutureVuls上で指定したGitHubリポジトリで検知された脆弱性を取り込み、FutureVuls上で管理することが可能となりました。 手順は、
オーナ/リポジトリ名
と、トークンを登録する。(実サーバにも、擬似サーバにも紐づけは可能)具体的な手順は以下の通りです。
Edit personal access token よりGitHubのトークンを発行する
グループ管理者権限ユーザが>グループ設定>外部連携より上記で登録したトークンをグループに対して登録する
サーバ>詳細より、連携したいGitHubリポジトリとトークンを選択する
実サーバの場合は次回スキャン時に連携される。擬似サーバの場合は 手動スキャン
ボタン押下により即時で反映される
サーバ>ソフトウェアに該当のライブラリが表示される
CVSSは、基本評価基準
, 現状評価基準
, 環境評価基準
の3つから構成され 現状評価基準
と 環境評価基準
を用いて適切なスコアに再計算することが可能です。具体的には、現状評価基準
で その時の攻撃コードの公開状況やパッチ提供状況
に合わせたスコアを、また、環境評価基準
で システムの置かれている環境
に合わせて再計算できます。現時点の状況、環境に即した値である、再計算後のスコアをもとにパッチ適用判断やワークアラウンドでの対応など、緊急度の目安にすることが可能です。今回のバージョンアップにより、再計算した結果を保存が可能になったことでグループ内のメンバー間で再計算後のスコアを保存、共有することが可能となりました。
基本評価基準, 現状評価基準, 環境評価基準の詳細は共通脆弱性評価システムCVSS v3概説を参照ください。
現時点では 現状評価基準
の項目はグループ内に閉じて保存されますが、近い将来グループ間で共有できるようになる予定です。