2019-06-05 リリース内容

今回のリリースでは以下の変更を行いました。

機能追加

AWS連携機能その1: 画面上でアップデート可能になりました

AWSと連携することで、FurureVulsの画面からAWS上にあるEC2サーバのパッケージアップデートを行えるようになります

EC2サーバのタスクを選択し SSMアップデート のボタンを押すと、AWS Systems Manager エージェントを経由してアップデートコマンドを実行できます。

いきなりアップデード試すのは・・・。という方向けにDRY RUNモードでアップデートコマンドを実行することもできます。

もちろん、実行結果もFurureVulsの画面から確認できます。

この機能は グループ設定 > 外部連携 > AWS から、IAMロールまたはAPIキーでの認証を行うことで利用できるようになります。

sshログインせずにソフトウェアのアップデードを行えるようになるこちらの機能、AWSにて環境を構築しているならぜひお試しください。

マニュアル

AWS連携機能その2: 画面上でスキャンが可能になりました

ソフトウェアアップデート後にすぐにスキャン結果を確認したい時に便利な機能です。 詳細はマニュアルを参照してください。

マニュアル

この機能を利用するためにはスキャナのアップデートを行ってください。

チュートリアル記事を公開しました

ヘルプページにチュートリアル記事を公開しました。
登録から、スキャン、検知した脆弱性のトリアージ方法などを順を追って解説しています。
ぜひ一読ください。

タスクのリストにパッチ提供ステータスの欄を追加

タスクのリストにパッチ提供ステータスの欄を追加しました。

「すでにパッチが提供されているかだけでなく、これからパッチが出る可能性があるのかといった提供ステータスを一覧から確認したい」という声にお応えしてタスクのリストにパッチ提供ステータスの欄を追加しました。

タスクの振り分けを行う際の参考としてお役立てください。

RedHatの深刻度の欄を追加

脆弱性のリストにRedHatの深刻度の欄を追加しました。

「主にRHELやCentOSを利用しているので、RedHatのスコアをもとにした深刻度を表示させたい」という声にお応えして、脆弱性のリストにRedHatの深刻度の欄を追加しました。

深刻度 にはこれまで通り、NVD・JVN・RedHat・Microsoftのv2/v3スコアの中から最も数値の高いものを元に CRITICAL/HIGH/MEDIUM/LOW/NONE の表示を行います。

RedHatのスコアはNVD・JVNと比べて低くなることが多いため、RHELベースのOSを多く利用される方は RedHatの深刻度 も参考してください。

リストの重要なものをアイコンで表示

リスト内の○☓表記のうち重要なものをアイコンで表示するようにしました。
警戒情報攻撃コードありOS再起動が必要プロセス再起動 がアイコン化されています。

パッチ提供の欄を三段階で表示

パッチ提供の欄を三段階で表示するよう変更しました。

これまでは〇✖でのみの表示でしたが修正を行い、すべてのパッケージにパッチが提供済み:〇、いくつかのパッケージのみパッチ提供済み:△、パッチ提供がない:✖ の3段階で表示されるようになりました。

バグフィックス

  • Ubuntu18のスキャンが失敗する問題を修正しました。Ubuntu18でスキャンに失敗する場合はスキャナのアップデートを実施してください。
  • RHEL, CentOSでパッチ提供ステータスが「Affected」な脆弱性も検知対象としました(参考)。
  • Ubuntu14, 16, 18でカーネルの脆弱性検知ロジックを改善しました。