サーバに導入済みのスキャナは定期的に更新してください。
2024年12月16日リリースのスキャナバージョン (スキャナバージョンの確認方法)
OS | スキャナバージョン | スキャン実行スクリプト |
---|---|---|
Linux用 | [NEW] vuls v0.28.0 | Version: 2024/02 |
Windows用 | vuls v0.25.2 | [NEW] Version: 2024/12 |
Trivy | [NEW] 0.57.1 | 2024/04 |
AlmaLinux OS および Rocky Linux の検知に使う脆弱性情報を、それぞれの開発元が提供する情報に切り替えました。 これまでは Red Hat 社が提供する Red Hat Enterprise Linux 向けの脆弱性情報を流用する形で検知していたため、本リリースにより大きな差分が発生することがありえます。開発元の情報に切り替えたため、本リリース後の検知結果がより正確なものになります。
Oracle Linux の検知において、FIPS 関連パッケージの脆弱性が誤って検知されるバグを修正しました。
Red Hat Enterprise Linux の検知において、バージョン比較におけるバグを修正しました。
OVAL データの曖昧性に起因する検知差異
前述のとおり、Red Hat Enterprise Linux では CSAF フォーマットの脆弱性情報を利用する変更を計画中であり、近日中にリリース予定です。 この情報を使った脆弱性検知では、バイナリパッケージに加えて、ソースパッケージの名称とバージョン情報が必要になります。そのため、スキャナにソースパッケージの名称を取得する機能追加を行いました。 対象となる OS は、Red Hat Enterprise Linux, Amazon Linux, Oracle Linux, Rocky Linux, AlmaLinux OS, Fedora Linux, open SUSE, SUSE Leap, SUSE Enterprise です。
これに伴い、ペーストスキャンのコマンドも変更になります。 対象となる OS は、Red Hat Enterprise Linux, Amazon Linux, Rocky Linux, AlmaLinux OS, Fedora Linux, open SUSE, SUSE Leap, SUSE Enterprise です。 対象となるサーバについては、画面の指示に従い、できるだけ早く構成情報を更新いただくことを推奨します。
Amazon Inspectorにより出力されたSBOMをFutureVulsにインポートできるようになりました。 既存のAmazon Inspector連携では、脆弱性のないソフトウェアはFutureVulsには登録されませんでしたが、Amazon InspectorからエクスポートしたSBOMをFutureVulsにインポートすることにより、脆弱性のないソフトウェアも資産管理することが可能になります。
SBOMインポート機能の詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FutureVuls API から取得できるタスクの項目に、ssvcUpdatedAt(SSVC最新更新日時) を追加し、日付でのフィルタできるようになりました。 (RFC3339形式でUTC時刻を指定する仕様となっております。)
v1/groupSet/tasks
curl -s -H 'accept: application/json' -H Authorization:<token> "https://rest.vuls.biz/v1/groupSet/tasks?limit=1000"
curl -s -H 'accept: application/json' -H Authorization:<token> "https://rest.vuls.biz/v1/groupSet/tasks?limit=1000&filterSSVCUpdatedAtAfter=2024-10-16T15:00:00Z"
# ex. タスク数をカウントしたい場合
curl -s -H 'accept: application/json' -H Authorization:<token> "https://rest.vuls.biz/v1/groupSet/tasks?limit=1000&filterSSVCUpdatedAtAfter=2024-10-16T15:00:00Z" | jq .tasks[].newedAt | wc -l
curl -s -H 'accept: application/json' -H Authorization:<token> "https://rest.vuls.biz/v1/groupSet/tasks?filterSSVCUpdatedAtBefore=2024-10-16T15:00:00Z"
curl -s -H 'accept: application/json' -H Authorization:<token> "https://rest.vuls.biz/v1/groupSet/tasks?limit=1000&filterSSVCUpdatedAtAfter=2024-10-16T15:00:00Z&filterSSVCUpdatedAtBefore=2024-10-22T15:00:00Z"
APIドキュメントで詳細なResponseを確認できます。
Trivy スキャンを実行する際に発生する Trivy イメージを pull する操作が、rate limit 問題によって失敗するケースが散見されていました。
FutureVuls ではスキャン時に利用する Trivy のバージョンを 0.57.1 に引き上げることで問題を緩和しています。
( Trivy の公式アナウンスはこちら )
グループごとに登録可能なサーバ数の上限を設定できるようになりました。
この機能を利用することで、グループ内に想定数以上のサーバが追加されることを防ぐことができ、意図しないライセンス数の消費を防止できるようになります。
サーバ数上限はオーナ権限のユーザのみが設定・変更可能です。
「オーガニゼーション設定」>「グループ」から各グループのサーバ数上限を変更いただけます。
また、「サーバタブ」>「サーバ追加」をご確認いただくことで、グループ管理者やグループメンバが設定値を参照することが可能です。
画面操作のマニュアルについて こちら にも記載しています。
最新情報についてはマニュアルをご参照ください。
グループごとのサーバ上限数を便利に更新可能な FutureVuls API ([PUT] /v1/org/group/{groupID}
)も同時に公開いたしました。
詳しくは オーガニゼーションAPI一覧 をご確認ください。
対象 API の Swagger ドキュメントについてはこちらをご確認ください。
グループセットのタスク一覧で外部スキャンのフィルタを追加しました。 外部スキャンで登録された対象のタスクをフィルタして抽出することが可能です。
Windows Update後に構成情報を更新する際、カーネルバージョンが変更されていない場合に警告を表示するようにしました。これにより、適用済みKBの判別ミスを防ぎます。