2021年11月3日に米国政府のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)が公開した「Binding Operational Directive 22-01」(米国政府系システム向けの運用指令)にて、「攻撃コードが公開されており野生のインターネットで攻撃に悪用された事例が数多くある極めて重大なリスクのある脆弱性リスト」である、「Known Exploited Vulnerabilities (KEV) catalog」(以下、CISA-KEV と記載)を指定しました。米国政府系のシステムでは、このCISA-KEVに該当するCVEは指定期間内に必須で対応しなければいけない、という強制力のある内容です。
今回のリリースでは CISA-KEV の情報を取り込み、FutureVulsの下記機能で扱えるようになりました。
以下、それぞれの詳細を説明します。
ダッシュボード機能はCSIRTプランのみ対象です
「グループセット>ダッシュボード」で、「CISA-KEV に該当する未対応な脆弱性」を含むグループには、該当する脆弱性の件数と警告が表示されるようになりました。

グループ名をクリックして展開すると、より詳細な説明と関連するタスク数が確認できます。

脆弱性一覧の警戒情報カラムの値を三段階に変更しました。
これまではJPCERT/CC-Alerts、US-CERT-Alertsからの警戒情報に該当するかを確認できましたが、今回の変更により CISA-KEV でフィルタをかけることができるようになります。
警戒情報あり(致命的) は CISA-KEV に含まれる脆弱性のみが該当します。警戒情報あり(注意) は、JPCERT/CC-Alerts、US-CERT-Alertsの警戒情報弱性が該当します。
CISA-KEV に該当する脆弱性の詳細ページを開くと、注意喚起が表示されるようになりました。

重要フィルタ/自動Dangerで警戒情報の深刻度を選択できるようになりました。
致命的 を選択した場合、CISA-KEV の警戒情報がある脆弱性のみを対象とします。注意 を選択した場合、CISA-KEV, JPCERT/CC-Alerts, US-CERT-Alerts からの警戒情報がある脆弱性のみを対象とします。
脆弱性情報のデータソース増加に伴い詳細画面に占めるサマリの割合が増え、CVSSを見るためにスクロールする必要がでてきました。
今回の変更で、各データソースのCVSSv3スコアと代表的なサマリのみを表示するように変更しました。各データソースのサマリやCVSSv2スコアを確認したい場合は、サマリ下部の ∨ をクリックして展開してご確認ください。

FutureVuls APIで更新できるタスクのステータスを追加しました。
いくつかのバグを修正しました。