スキャナの導入ガイド

OSパッケージの脆弱性検知

実機での脆弱性検知にスキャナプログラムを使用

スキャン対象のサーバが手元にある場合、スキャナプログラムをそのサーバにインストールしてください。インストールはコマンド1つで完了します。

スキャナのインストールにはインターネット接続が必要です。ネットワーク環境を確認してからインストールしてください。スキャナの詳細や使用方法は「マニュアル」で確認できます。

また、FutureVulsは、OSパッケージ以外の多様な脆弱性検知もサポートしています。

  • アプリケーションの依存ライブラリ(例: Java)
  • アプリケーションのフレームワーク(例: Ruby on Rails)
  • Docker Image
  • ミドルウェア(例: Tomcat)
  • 自分でコンパイルしてインストールしたソフトウェア
  • NW機器(例: Cisco IOS)
  • WordPressのプラグインやテーマ

詳しいスキャン方法は「スキャン方法の選択肢と特徴」をご参照ください。サポートされているスキャン対象の一覧は「対応環境」で確認できます。

スキャナのインストールに成功したら「トリアージガイド」に進んでください。 スキャナのインストールに失敗する場合は「FAQ」を参考にしてください。

スキャナプログラムを使用せずに脆弱性を検知

スキャナを使用せず、手軽に画面操作だけで脆弱性を検知したい場合や、手元にサーバがない場合は、ペーストスキャンモードを利用してください。ペーストスキャンでは、FutureVulsの画面にパッケージリストをコピーペーストするだけでCVEの検知が可能です。オフライン環境や、スキャナプログラムがインストールできない本番環境でも脆弱性の管理が行えます。

  • ペーストスキャン Linux

    サンプルデータ:

    項目
    OS Family Amazon Linux
    バージョン 2
    カーネルリリース 5.11.15
    コマンド結果 curl 0 7.76.1 4.amzn2.0.1 x86_64 @amzn2-core
    glibc 0 2.26 48.amzn2 x86_64 @amzn2-core
  • ペーストスキャン Windows

    サンプルデータ:

    項目
    OS Family Windows
    Edition Windows 10 Version 20H2 for x64-based Systems
    コマンド結果 KB5012117