最新機能は最新のスキャナでのみ利用いただけます。 ここではスキャナを最新版にアップデートする方法を説明します。
アップデートが必要となるのは次のスキャン方法です。
アップデートの対象はスキャナバイナリとスキャン実行用スクリプトの2種類です。
/opt/vuls-saas/vuls
(Linuxスキャン)C:\Program Files\vuls-saas\vuls.exe
(Windowsスキャン)/opt/vuls-trivy-saas
ディレクトリ下の trivy
, trivy-to-vuls
, future-vuls
(Trivyスキャン)/opt/vuls-saas/vuls-saas.sh
(Linuxスキャン)C:\Program Files\vuls-saas\vuls-saas.bat
(Windowsスキャン)/opt/vuls-trivy-saas/vuls-trivy-saas.sh
(Trivyスキャン)スキャナバージョン
列の値が old
になっているサーバはスキャナのアップデートが必要です。
スキャン実行スクリプトファイルのアップデート頻度は稀ですが、必要に応じて更新が必要です。
Linuxスキャン vuls-saas.sh
の例。
1 #!/bin/bash
2
3 # Version: 2022/09
:
毎スキャン時にスキャナバイナリを自動でアップデートする方法と、アップデートが必要な時に手動でアップデートする2通りの方法があります。
スキャンを実行する際、自動で最新のスキャナを再インストールします。これを設定しておくと、スキャナのバージョン管理は必要ありません。(デフォルトでは設定は有効です。)
スキャン実行スクリプトファイル /opt/vuls-saas/vuls-saas.sh
にて、ローカル変数 AUTO_REFRESH_BINARY
の値を true
に設定してください。
スキャナの自動更新を設定しない場合は、false
を設定してください。
:
8 ## If you dont't refresh scanner, please set "false" ##
9 AUTO_REFRESH_BINARY=true
:
設定ファイル C:\Program Files\vuls-saas\batch_config.toml
にて、AutoRefreshBinary
の値を true
に設定してください。
スキャナの自動更新を設定しない場合は、false
を設定してください。
また、スキャナの自動更新処理に時間がかかり定期的にタイムアウトする場合は、同ファイル内 TimeoutRefreshBinary
の値を増やしてください。これはbitzadminによるファイル取得の待機時間を制御する値であり、常に設定秒数分の時間待機するため、極端に大きい値を設定することは非推奨です。
Trivyスキャンは、Trivyスキャンの設定ページを参照ください。
初期インストール時と同様に、スキャナのインストールコマンドをFutureVuls画面上からコピーし、対象の環境で実行してください。
初期インストール時と同様に、スキャナのインストールコマンドをFutureVuls画面上からコピーし、対象の環境で実行してください。
スキャナバイナリを手動で更新する際、またはスキャン実行用スクリプトファイルを更新する際には、インストールコマンドの再実行が必要です。次の設定は、再インストールを実行しても更新されません。
/opt/vuls-saas/config.toml
C:\Program Files\vuls-saas\config.toml
C:\Program Files\vuls-saas\batch_config.toml
/opt/vuls-trivy-saas/config.toml
sudoersを変更している場合(WordPressのスキャンなど)はスキャナのアップデート時に上書きされ、次回スキャン時にエラーとなる可能性があります。Vulsスキャナのアップデート後に再度 /etc/sudoers.d/vuls-saas
を編集する必要があるのでご注意下さい。