Linuxサーバにスキャナをインストールし、脆弱性を検知します。
FutureVulsの画面上からインストールコマンドを参照し、Linuxサーバで実行してスキャナをインストールします。
右上のアカウントアイコンから、グループ設定
をクリックし、左のタブから スキャナ
を選択する。
必要に応じてオプションを設定する。
「スキャンモード」の選択や、プロキシサーバの指定が可能です。 特に必要なければ、初期値のままでご利用ください。
項目 | 説明 |
---|---|
VULS_SCAN_MODE | スキャン実行時にRoot権限を付与するかどうかを選択する。 FAST-ROOT: スキャン実行時にRoot権限を付与する。パッケージ再起動の要否やプロセスの起動状況などを取得可能。 FAST: スキャン実行時にRoot権限を付与しない。取得できない情報あり。 |
VULS_SCAN_OFFLINE | オンラインスキャン or オフラインスキャンを選択する。 -(値ナシ): 通常のスキャンモードである、オンライン環境でのスキャンを実行する。 OFFLINE: オフラインモードを指定する。未対応OSあり。 |
AUTO_REFRESH_BINARY | スキャナの自動更新を設定する。 TRUE: 毎スキャン時にスキャナバイナリを最新化する。 FALSE: 自動でスキャナバイナリの更新を行わない。 |
VULS_PROXY | プロキシ環境の場合は、経由するプロキシサーバのURLを指定する。 |
詳しくは「マニュアル」を参照ください。
root@scan01:~# curl -s https://installer.vuls.biz/vuls-installer.sh | VULS_SAAS_GROUPID="nnn" VULS_SAAS_TOKEN="xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" VULS_SCAN_MODE="fast-root" bash -s inst
2019/05/01 00:00:00 [START ]: Install scanner.
2019/05/01 00:00:00 [SUCCESS ]: Check root user.
2019/05/01 00:00:00 [SUCCESS ]: Check distribution. [OS: ubuntu]
2019/05/01 00:00:00 [SUCCESS ]: Check Architecture [arch: x86_64]
2019/05/01 00:00:30 [SUCCESS ]: Install package. [debian-goodies]
2019/05/01 00:00:30 [SUCCESS ]: Create user and group. [user: vuls-saas / group: vuls-saas]
2019/05/01 00:00:30 [SUCCESS ]: Create directory. [/opt/vuls-saas]
2019/05/01 00:00:30 [SUCCESS ]: Create directory. [/var/log/vuls]
2019/05/01 00:00:35 [SUCCESS ]: Download binary. [/opt/vuls-saas/vuls type: linux_x86_64]
2019/05/01 00:00:35 [SUCCESS ]: Download script. [/opt/vuls-saas/vuls-saas.sh]
2019/05/01 00:00:35 [SUCCESS ]: Create config. [/opt/vuls-saas/config.toml]
2019/05/01 00:00:35 [SUCCESS ]: Create sudoers. [/etc/sudoers.d/vuls-saas]
2019/05/01 00:00:35 [SUCCESS ]: Create cron. [/etc/cron.d/vuls-saas-scan]
2019/05/01 00:00:35 [END ]: Install scanner finish.
root@scan01:~#
インストール完了時刻の5分後に、初回の自動スキャンが実行されますが、今すぐスキャンしたい場合は手動でも実行できます。
vuls-saas
ユーザ権限で /opt/vuls-saas/vuls-saas.sh
を次のように実行してください。
sudo
で vuls-saas
ユーザとして実行する場合root@scan01:~# sudo -H -u vuls-saas /opt/vuls-saas/vuls-saas.sh >/dev/null 2>&1
root@scan01:~#
vuls-saas
ユーザにスイッチして実行する場合root@scan01:~# su - vuls-saas
vuls-saas@scan01:~$ /opt/vuls-saas/vuls-saas.sh
vuls-saas@scan01:~$
スキャン終了後、しばらくするとFutureVulsのWEB画面に反映されます。数分待っても反映されない場合は、ログを見ます。
実行結果が以下のファイルに記録されています。ログのエラーを見て、原因を確認してください。
スキャナのインストール時刻を基に、スキャン時刻が設定されます。以下ファイルを編集することで、任意の時刻に変更可能です。
/etc/cron.d/vuls-saas-scan
に実行スケジュールが記載されています。
root@scan01:~# cat /etc/cron.d/vuls-saas-scan
5 0 * * * vuls-saas /opt/vuls-saas/vuls-saas.sh >/dev/null 2>&1
root@scan01:~#